バングラデシュについて

 


バングラデシュ人民共和国はインドの東に位置し南アジア熱帯気候地域に属し首都は国内最大の都市「ダッカ」です。 南はインド洋に面しベンガル湾に流れ注ぐヒマラヤ山脈の氷河を水源とする聖なる大河ガンジス川が国土を大きく縦断しています。 河口部のデルタ地帯は世界最大級のマングローブが生い茂る通称「美しい森」と呼ばれて 絶滅危惧種のベンガルタイガーの生息地としても知られ、貴重な世界遺産として登録されています。 国土の南側(ベンガル湾岸)以外は周囲をぐるりとインドに囲まれていますが、僅かながらミャンマーと接している地域があります。 国土面積は、14万4000kuと日本の国土面積の38%、北海道の1.7倍に相当する小さな国です。 この小さな国の総人口は約1億4千万人で日本人口とほぼ等しい人々がジャングルと沼沢地に占められた低地に暮らし 1ku当たりの人口は928人とシンガポールやバーレン等の面積の小さい国を除くと世界でもっとも人口過密度の高い国です。 主な産業は農業ですが年間平均収入は475US$(約56,000円)と バングラデシュは世界中で最も貧しい国の一つとして数えられています。

人口が多く過密な上に、この国には避けられざる自然の脅威という大きな問題があります。 モンスーン気候帯特有のサイクロン、洪水、竜巻が毎年のように猛威を振るい人的被害、家屋の倒壊、生活環境設備の断絶、 国土の大半を低地が占めることもあって塩害等、農作物等の成長をも阻害し一時的な被害に止まらず短期、長期に渡り影響を 及ぼすことにもなります。又、近年は上流インド国内でのダム治水工事や森林の伐採等の影響を受けて水位が減少し干ばつを引き起こし 農地土壌機能の低下、収穫量の減少といった新たな問題もあります。


首都 ダッカ
言語 ベンガル語
識字率:47.5%
面積 14.4千ku
人口 1億4千万人



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